【北大祭どうでしょうVol.26】 始まりの鐘を鳴らす「仮装行列」。北大祭へと紡がれる想いに密着。

「あなたが創る北大祭を知りたくて。あなたが想う北大祭を伝えたくて。」

 

2017年4月、連載をスタートした“北大祭どうでしょう”。祭の運営を行う北大祭事務局員から、企画を盛り上げる参加団体の方々、今日の北大祭を築き上げた北大OBの方々、更には道外の方まで多くの方にとっての北大祭を追いかけてきた。

 

そして、祭前日を迎えてもこの気持ちは変わらない。

だから問い続ける。あなたにとって北大祭とは、と。

 

そんな北大祭どうでしょうが祭を迎える上で必然の出会い。

そう、仮装行列だ。

北大祭直前に行われるプレ企画にはどのような想いが込められていたのだろうか。

明日から始まる北大祭の「始まりの鐘」を鳴らした二人と“異例”の仮装行列を振り返り、北大祭へ来場される皆様へのメッセージとしたいと思う。

 

北大祭事務局企画部仮装行列担当

田中(左)、大島(右)

 

仮装行列って?

北大生が思い思いの仮装をして、札幌市中心街を練り歩く、北大祭のプレ企画である。

北大祭前に学内・学外の雰囲気を祭色に変え、北大祭の宣伝を行うことを目的としている。

この仮装行列、先月27日に行われたもので50回目を迎えた、北大祭の中で最も伝統のある企画の一つだ。昨年度は1年生を中心に270人もの北大生が参加し、札幌市民に、そしてなにより北大生に北大祭の訪れを伝えた。

 

▼昨年度の仮装行列の様子

 

そんな今年の仮装行列はどのようなものであったのだろうか。仮装行列2017に密着。

 

仮装行列2017密着取材

―5月27日午前8時30分。石狩地方には大雨注意報が発令されていた。自転車を数分こぐだけでシャワーを浴びた後のような姿になる激しい雨。楡陵祭事務局では、仮装行列を行うか、中止するか協議が行われていた。参加者から寄せられる、疑問の数々。

当時の様子を聞いてみた。

大島       「予想よりも雨が激しくて、仮装行列を中止するか、決行するか、延期するかで意見が割れていました。仮装行列延期はありませんと団体さんには伝えていましたし、施設・道路の使用申請等も難しいのでやるか、やらないかについて最終的に話し合いました。」

田中       「天気はこれからどうなるか、やる場合のプログラムは、参加団体の方々がどう考えているのか。考えなければならない点はたくさんありました。結果、9時までに結論を出すことができず、協議を続ける形になりました。メーリス等の不手際で事務局内部も参加団体との間とでも情報が錯綜して多くの方に迷惑をかけてしましました。すごくばたばたしていましたね。」

 

−では仮装行列“決行”に踏み切った理由は何だったのだろうか。

田中「決行するかどうか悩んでいたときに、丁度晴れてきて。ここで仮装行列をやらなかったら絶対後悔するなと感じました。また、『仮装行列やるんですか』と電話をかけてくれる団体やメールを送ってくれる団体が本当に多くて。私の解釈になってしまいますが、仮装行列を重く捉えてくださっていた団体の存在も大きなきっかけでした。」

 

―雨の中開催が決まった仮装行列2017。雨は勢いを弱めず行進中も降り続ける。

街中を練り歩くイベントである仮装行列にとっては大きな障害になったのではないだろうか。

大島       「プログラムを大きく変更することになりました。参加団体の方々に配慮して、一部ルートを短縮したり、大学事務のご厚意で開会式を建物内で行うことになったり、行列の編成を変更したり当日変更する点は多くありましたね。」

田中       「ただ、雨の中突然行進するということで、『なんでこんな雨の中やるの?』『あり得ない』なんて声も出ると思っていたのですが、全然そんなことはなくて。みなさん濡れながらも楽しそうに参加していたように見えました。今年は160人程度の参加者が参加してくれたのですが、その160人の方たちは『雨でも参加したい』ってくらいには楽しみにしていてくれたのかなと感じました。」

 

▼行進の様子。

 

―北大祭の前に模擬店のPRをしたい、クラスの仲間との仲を深めておきたい、用意した仮装を披露したい。激しい雨の中、2時間にわたり行進を続けた参加者参加者の方々には様々な想いがあったのではないだろうか。激しい雨の中、2時間にわたり行進を続けた末に臨む北大祭への意気込みを聞いてみた。

 

▼前の方本当に体張っていますね・・・。

 

▼おそろいのクラスTシャツに身を包んで参加の1年14組。

 

▼全力!

 

▼・・・・・・見つけてください。仮装行列にもたくさんかわいい子いましたね笑

 

▼切実に願うばかり・・・・・・

 

▼模擬店の宣伝怠らないあたりさすがです。

 

―大雨の中、2時間も行進を続けたとは思えないような素敵な笑顔で北大祭への意気込みを伝えてくれた参加者たち。そんな参加者たちと仮装行列を創りあげた二人は今、何を思うのか。聞いてみた。

田中       「自分たちだけでなく他の北大祭スタッフもそして参加団体の方々も、北大祭直前の土曜日は仮装行列だ!行くぞ!といった雰囲気になってくれたことが本当に嬉しかったです。1人1人の思い出の中に仮装行列が残っていてくれたらいいなと思います。」

大島       「参加者が楽しめる仮装行列を創ってきたつもりですし、参加者に私たちの想いが届いたのかなと感じています。それでも参加団体の方々には申し訳ないって想いが強いですね。」

田中       「参加していただいたみなさん、運営に当たった北大祭スタッフのみなさん、本当にありがとうございました!」

 

▼仮装行列参加者の集合写真

 

―「時代遅れの企画」「祭直前無駄に体力を消耗させる企画」と周りに揶揄される仮装行列。ただ、そこには確かに企画担当者の想いがあり、純粋に仲間と仮装して行進する事を楽しみにしている北大生がいた。そんな北大生たちを代表して明日から始まる北大祭の来場者へのメッセージをいただいた。

田中       「北大祭も雨かも知れないですが、足を運んでみたら、新しい発見があると思うし、楽しくないなんてことはないと思います。雨でも笑」

大島       「仮装行列でもそうでしたが、ステージなどの北大祭当日に行われる企画だったり、広報物であったり、模擬店には北大祭スタッフや北大生の想いがこもっているはずです。その熱を感じてほしいと思います。」

 

―最後に。2人にとって北大祭とは。

大島         「素敵な場所

田中         「感謝を伝える場

 

 

そんな様々な想いが詰まった北大祭は明日開催。

北大祭の「沸騰」をぜひ味わってください。

 

 

編集後記:鈴木隆介

まず始めに、今回の仮装行列を実施する上で多くの方々に迷惑をかけてしまったこと、北大祭事務局を代表してお詫び申し上げます。今回の反省点は来年度以降に引き継いでいきたいと思います。

ここからは僕が感じた事になります。

この連載を通して、北大祭に携わる皆さんの想いを少しでも伝えることができたら嬉しいです。

ありがとうございました。